AAってなに?

「神」ということばが頻繁に出てくるようですが、 AAは宗教団体ですか?

そうではありません。また、どの宗教団体とも提携していません。
AAのたくさんの仲間は、自分の飲酒の問題が解決できたのは個人の意志の力によるものではなく、私たちを超えた大きな力によるものだと信じています。 そして各々の人が自分なりにその「力」を定義づけています。 それを「神」と呼ぶ人もたくさんおり、またAAグループをその力と考えている人もいます。そのようなものは一切信じていない人もいます。
信仰のあるなしにかかわらず、どんな考えでも受け入れるゆとりが AAにはあります。

AAには規則はありますか?

AAの特徴の一つとして、いっさいの規則や規制「…ねばならない 」がないことがあげられます。ただし、多くのグループでは習慣として、飲んできた人がミーティングの進行を妨げるほど酔っ払っていた場合には外に出てもらっています。ミーティングの妨げにならないようなら、いつでも戻ることができます。

AAは誰が運営しているのですか?

メンバーの中から民主的に選ばれた人たちが仕事の分担を一定期間ずつ交代で担当しています。AAの集まりは他に類を見ない民主的な運動であり、中央集権的な統治機関を持たず、形式的なことを最小限にした集まりです。

新しいメンバーはどんな助言を受けるのですか?

私たちの経験によると、AAで回復している人々は次のことを実際にやっています。

  1. 最初の一杯に手をつけない。
  2. 定期的にミーティングに参加していく。
  3. ある期間以上AAで飲まずに責任のある生き方をしている人を見つけ、付ていく。
  4. AAの回復プログラムをメンバーと一緒に実行していくよう努める。

アノミニティ(無名にとどまること)ってなに?

無名にとどまることがAAプログラムの基盤です。 初めてきた人も、自分の秘密は暴かれないという安心感があればこそ、自分の話ができるのです。 また、自分のプライバシーをどれだけ人に明かすかは本人が決めることであり、どのメンバーにも、 ほかのメンバーの無名性を破る権利はありません。

AAがしないこと

  1. 入会の勧誘もしくはアルコール依存症者に対する回復への初期介入はしません。
  2. 会員記録(名簿)やメンバーの病歴を保持することはしません。
  3. メンバーの追跡および管理はしません
  4. メンバーの病状について、予後予測はしません。
  5. 衣食住、金銭の提供、職業紹介等の社会福祉サービスはしません。
  6. 家庭問題の相談、就労相談は(AAとしては)しません。
  7. 調査の参加や後援はしません。
  8. 社会福祉サービス機関との提携はしません (ただし多くのメンバーやAAサービスオフィスはこれらに協力しています)。
  9. 宗教的サービスはしません。
  10. アルコール、その他の問題についての論争に関与することはしません。
  11. AAのサービスに対し報酬を受けること、またAA以外からの献金を受け取ることはしません。
  12. 司法機関、弁護士、裁判所、学校、企業、社会福祉機関、団体、施設への紹介状の送付はしません。

私たちがしていること

  1. 24時間プランをたてる(それが無理なら1分間だけ)。
  2. 度を越すほどの空腹、怒り、孤独、疲労に陥らないようにする (英語では「HALTにご注意!」と言われ、 それはHUNGRY(空腹)、ANGRY(怒り)、LONELY(孤独)、TIRED(疲労)のそれぞれの頭文字を取ったものである。)
  3. スポンサー(ある期間以上AAで飲まずに責任ある生き方をしている人)とできるだけ連絡をとる。 そして個人的な問題を話し合う。
  4. 飲むのをのばす(とりあえず今は飲まない、今日は飲まない)。
  5. たくさんのAAミーティングに出る。
  6. ポケットにAAの本やパンフを入れて常に持ち歩く。
  7. 祈る(どんなやり方でも、何に対してでも構わない)
  8. 日常生活のやり方を変える。
  9. 今までの習慣となっている生活パターンを壊すためにも、特に飲んでいた時間の過ごし方を変える。
  10. 電話でも、直接会うことでも、ともかく、AAメンバーと一緒に過ごすようにする(特に今まで飲んでいた時間帯には)。
  11. 恨み、自己憐憫、過去や将来についてくよくよする傾向といった、ソブラエティ (飲まないで生きること)を脅かす危険のあるものと正面から取り組んでいけるよう 「12のステップ 」の実践を始める。